藝術と技芸の対話

講義

アート&テクノロジーの創造性を、美術・思想・歴史から学ぶオンライン講座

2025年11月より全7回にわたって開催するオンライン講座は、アート&テクノロジー分野の今日的な役割と批評的視点を身につけるものです。情報化とグローバル化、ブロックチェーンやAIをはじめとする新たなテクノロジーの進展を踏まえ、デジタルメディアによる社会環境の変化やアートシーンの国際的動向を把握し、メディア・技術・美術・哲学を通じた広範なテーマから新たな思考とアイデアを育てます。アートとデジタルテクノロジーによる表現活動が、芸術分野のみならず、ビジネスにおけるイノベーションや事業開発、エンターテインメント領域等のコンテンツ、そして公共サービスやコミュニティ醸成の契機として注視されるいま、その歴史を改めて参照し、未来に向けた新たなアートフォームの形成について考える最前線の授業です。

対象者

  • テクノロジーを駆使した表現活動においてコンセプトの立案・提示を目指す方
  • 国際的な視点によりアートやエンターテインメント業界のプロデュース能力を身につけたい方
  • DXやデジタルビジネスのためのビジョンの構築を目指す方
  • これからのデジタル環境を見据えた創造的な手法を習得したい方
  • テクノロジーの進展に対し、批評分析的アプローチを身につけたい方

オリエンテーション

申込不要|参加無料
会場:TOKYO NODE LAB(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー8階)
※会場観覧は先着順にて受付 
※YouTube配信あり

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第1回 アート&テックの射程

2025年11月16日(日)14:00〜16:00

本講義

料金:一般 ¥6,000|U25 ¥3,000
本講座の受講には申し込みが必要です。全回参加が条件です。

受講申込期間:2025年11月13日(木)~12月5日(金)

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第2回 創造・整理・批評の循環[展覧会]

2025年12月14日(日)14:00〜16:00

インターネットがはじまった90年代、これからは個人が情報発信する時代だと喧伝され、新しい革命の時代が来るとまで言われた。しかし、結果的にSNSは不満と欲望がぶち撒けられた無法地帯となり、それを礼賛する極右の世界が生まれてしまった。仮想と現実の区別のつかないポストトゥルース環境が、文化の土壌となった時、われわれはこの技術とどう向き合うべきなのか?

ゲスト

大久保美紀 OKUBO Mikiの写真
大久保美紀 OKUBO Miki

1984年生まれ。芸術博士(Doctorat en Esthétique, Science et Technologie des Arts、パリ第8大学)、専門は美学· 芸術学。共感論・新しいエコロジーの美学を研究。2017年よりキュレータとして医療とエコロジーの領域における芸術的感化を模索する展覧会を多数企画。主著は『Exposition de soi à lʼépoque mobile/liquide』(2017)。

第3回 カミとワザ[技術:古代から戦後へ]

2026年1月23日(日)14:00〜16:00

インターネットがはじまった90年代、これからは個人が情報発信する時代だと喧伝され、新しい革命の時代が来るとまで言われた。しかし、結果的にSNSは不満と欲望がぶち撒けられた無法地帯となり、それを礼賛する極右の世界が生まれてしまった。仮想と現実の区別のつかないポストトゥルース環境が、文化の土壌となった時、われわれはこの技術とどう向き合うべきなのか?

ゲスト

土井利忠 DOI Toshitadaの写真
土井利忠 DOI Toshitada

デジタルアーキテクト、ベンチャーキャピタリスト、起業家、作家、学者。教育、民主主義とガバナンス、学問と科学のシステムの再設計などさまざまな課題解決に向けて活動中。米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ所長、ソニー、ニューヨークタイムズ取締役などを歴任。デジタル庁デジタル社会構想会議構成員。2023年7月より千葉工業大学学長。主な近著に『AI Driven AIで深化する人類の働き方』(SB新書)、『(増補版)教養としてのテクノロジー AI、仮想通貨、ブロックチェーン』(講談社文庫)。