第1回 アート&テックの射程
2025年11月16日(日)14:00〜16:00
アート&テクノロジーの創造性を、美術・思想・歴史から学ぶオンライン講座
2025年11月より全7回にわたって開催するオンライン講座は、アート&テクノロジー分野の今日的な役割と批評的視点を身につけるものです。情報化とグローバル化、ブロックチェーンやAIをはじめとする新たなテクノロジーの進展を踏まえ、デジタルメディアによる社会環境の変化やアートシーンの国際的動向を把握し、メディア・技術・美術・哲学を通じた広範なテーマから新たな思考とアイデアを育てます。アートとデジタルテクノロジーによる表現活動が、芸術分野のみならず、ビジネスにおけるイノベーションや事業開発、エンターテインメント領域等のコンテンツ、そして公共サービスやコミュニティ醸成の契機として注視されるいま、その歴史を改めて参照し、未来に向けた新たなアートフォームの形成について考える最前線の授業です。
対象者
2025年11月16日(日)14:00〜16:00
2025年12月14日(日)14:00〜16:00
インターネットがはじまった90年代、これからは個人が情報発信する時代だと喧伝され、新しい革命の時代が来るとまで言われた。しかし、結果的にSNSは不満と欲望がぶち撒けられた無法地帯となり、それを礼賛する極右の世界が生まれてしまった。仮想と現実の区別のつかないポストトゥルース環境が、文化の土壌となった時、われわれはこの技術とどう向き合うべきなのか?

1984年生まれ。芸術博士(Doctorat en Esthétique, Science et Technologie des Arts、パリ第8大学)、専門は美学· 芸術学。共感論・新しいエコロジーの美学を研究。2017年よりキュレータとして医療とエコロジーの領域における芸術的感化を模索する展覧会を多数企画。主著は『Exposition de soi à lʼépoque mobile/liquide』(2017)。
2026年1月23日(日)14:00〜16:00
インターネットがはじまった90年代、これからは個人が情報発信する時代だと喧伝され、新しい革命の時代が来るとまで言われた。しかし、結果的にSNSは不満と欲望がぶち撒けられた無法地帯となり、それを礼賛する極右の世界が生まれてしまった。仮想と現実の区別のつかないポストトゥルース環境が、文化の土壌となった時、われわれはこの技術とどう向き合うべきなのか?

デジタルアーキテクト、ベンチャーキャピタリスト、起業家、作家、学者。教育、民主主義とガバナンス、学問と科学のシステムの再設計などさまざまな課題解決に向けて活動中。米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ所長、ソニー、ニューヨークタイムズ取締役などを歴任。デジタル庁デジタル社会構想会議構成員。2023年7月より千葉工業大学学長。主な近著に『AI Driven AIで深化する人類の働き方』(SB新書)、『(増補版)教養としてのテクノロジー AI、仮想通貨、ブロックチェーン』(講談社文庫)。